ドイツの南ミュンヘンを活動拠点とする3人組ポストエモーショナルバンド、duct hearts。彼らが活動開始した2009年から2014年までにリリースされた、単独7インチやスプリットEPなどをコンパイルした8曲入りのディスコグラフィーをリリース。中心人物のDaniel Beckerは、前身のバンド"Wishes on a Plane"から活動歴は長く、mid 90sエモーションナルからの影響されたサウンドで、EU中心にDIYな活動を行っている。また、レーベル"time as a color"のオーナーでもあり自らセレクトした良心的バンドのリリースやディストロを行っている。duct heartsのような、mid 90sのエモコアサウンドを継承しつつも、ポストロック、ハードコアなどに通じる繊細かつダイナミックなサウンドで構成されている楽曲はどれも聴き応えがある。ここ最近のエモリヴァイバル勢とは異なった展開で、新鮮な感じで受け入れられるだろう。
今までdust heartsはアルバムをリリースすることはなく、楽曲毎にリリースされていたので、今回彼らの第1期活動期間2009年から2014年までの楽曲を纏まって聴くことができる。現在は、ベースがメンバーチェンジして、新たにアルバム制作を行っている。今年の秋ぐらいにはリリースする予定。
duct heartsをリリースする話は結成当初からしていたので、やっとリリースできた感じです。
01. IF YOU PRICK US, DO WE NOT BLEED
02. I‘M A CAT PERSON
03. ATLAS
04. BEEN THERE
05. SCHLAFEN
06. THIS HAS TAKEN WAY TOO LONG
07. BEEN THERE (ACOUSTIC)
08. SHELL (LIVE) *
* ボーナストラック 未発表ライブ曲 収録