Dad Rocks!はデンマーク在住のアイスランド人ミュージシャンSnavar Njall Albertssonのソロプロジェクト。アーティスト名からもわかるように、彼の楽曲は哀愁と皮肉の狭間を表現する。また彼は、アコースティック・ギターに加えて、ピアノ、トランペット、コルネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、手拍子など多彩な楽器を操る。彼が影響を受けたアーティストは、Bill Callahan、Why?、Akron/Family、Do Make Say Thinkなど。これにより、ヒップホップ的なボーカルパートに、フォーク、ローファイ、カントリー、サイケデリック・ロックなどの要素をブレンドした、ユニークで興味深いサウンドが生まれた。しかしながら、彼のインスピレーションの真の源は、身近にいる人々との関わり合いであり、中でも特にDad Rocks!命名のヒントをくれた彼の幼い娘であるという。ちなみに、Dad Rocks!という名前は"Dad Rock"(親の世代が聴くような60・70年代のクラシック・ロック)をもじったものでもある。また、歌詞の面においても、哀愁と皮肉というコンセプトが特徴となっている。主題は大小様々で、時には素朴で飾り気のない皮肉を混じえて提示される。その根底では、あらゆる部分でユーモアとアイロニーが見え隠れし、デビューEPの”Digital Age"というタイトルにもそれが表れている。彼のファーストアルバム「Mount Modern」は、本国デンマーク、イギリスは、彼自身がメンバーでもあるMimasと同じBig Scary Monstersからリリース。(彼はBig Scary Monstersから絶大な信頼を受けており、Mimasを始め、多くの作品をリリースしている)また、アメリカでは、Paper Garden Recordsと言う主にSSWやインディー系のアーティストが所属するレーベルよりリリース。そして、昨年の10月にCMJ Mucis Firstではレーベルショウケースで演奏している。同じ時期にIceland Air Wavesでも、Dad Rocks!とMimasで出演をしている。 最後に日本で発売することになった「Mount Modern」を多くの音楽リスナーに聴いてもらいたい。
Dad Rocks!は、Snavarソロプロジェクトではあるが、ライブの際は4人~8人編成で演奏をする。このアルバムを聴いてもらえればわかると思うが、今回の作品はSSWでなく、バンドサウンドで作られている。
01. Mount Modern
02. Weapons
03. Funemployment
04. Downaging
05. Major Labels
06. Battle Hymn of the Fox Father
07. Lifestock
08. Farmscrapers
09. Take Care
10. Pro-Disney
11. Pants
12. Surgery
13 Funemployment (Future Wife Remix)
14 Battle Hymn of The Fox Father (Snow Kite Remix)
15 Take Care (Bloodsport Remix)
16 Nothing Keeps Up