[FOMR-0016] By Suprise - " Mountain Smashers " [CD]

米ニュージャージー州で2006年から活動する若き4人組のエモーショナルバンドBy Suprise。10代の頃から音楽に夢中になり、Guided By Voices、Bear vs. Shark、Colossal等の影響を受けながら自分達音楽を模索し始めた。ここ最近加熱する90'sエモリヴァイヴァルの中でも奇才を放つ彼らのポップでキャッチーなメロディーセンスは、WeezerやSuper Chunkなどのインディーロックを思わせつつ、初期のThe Get Up KidsやPromise Ring、またエモバンドのパイオニア的な存在のCAP'N JAZZを彷彿させる粗削りで勢いのあるエモーショナルサウンドも持ち合わせている。ソングライティングもユニークで、ポジティブな表現とシンガロングするコーラスワークは爽快である。これはまさに新世代のエモロック！！
今までに正式なリリースはスプリットの7インチレコードのみであるが、By Supriseが今日のエモシーンで確実に注目を集める存在となっているのは間違いない。そんな彼らが、約1年以上を費やし、今年4月に本国アメリカでデビューアルバム「Mountain Smashers」がVinylリリース。
そして今回、ボーナストラックを新たに加えて日本盤CDリリースの運びとなった。
本国における同アルバムの注目度は既に高い。同じくニュージャージーでを活動拠点とする人気のインディーバンドUp Up Down Down Left Right Left Right B A Start（因みに、By Supriseと言うバンド名は、彼らのアルバムから名づけられた）のDave Downhamと共にレコーディングをし、インディーロック界の巨匠Bob Weston（Shellac)の手により、シカゴにてマスタリングを行った。 このBob Westonこそ、The Get Up Kidsのアルバム「Four Minute Mile」や「Something To Write Home About」のマスタリングを手掛けて、The Get Up Kidsを一躍メインストリーム伸し上げた存在であり、彼がこのアルバムを手掛けることは必然だったようにも思える。つまり本作は、By Supriseという稀有なバンドが満を持して発表したデビューアルバムであるだけでなく、Bob Westonの優れた仕事が最大限に発揮された作品のひとつとしても注目すべき一枚となるだろう。ちなみに、彼ら全員が、Weezerのリバース・クモオのようなメガネスタイル。そんな素朴で飾り気のないエモいルックスとキャッチーなサウンドが相まって、どこか懐かしいような親しみやすさを感じさせてくれる。

01 Books By Thoreau
02 Realometer
03 Mostly Harmless
04 Last Chance To See
05 Photoshoot
06 Fountain Splashers
07 $600 Exorcism
08 So Long and Thanks For All The Shark Jaws
09 Daggermouth Is Playing At My House
10 Hanging Out With Wendy In Sulikland
11 Direct Loans
12 No Mistletoe ＊
13 Shovel ＊
＊ボーナストラック追加 （CDリリースは日本盤のみ）