シカゴのジェシカ・ヴィシアスを中心とした4人組バンドBnnyのデビューアルバム『Everything』は、まるで悲しみの国からのフィールドレコーディングのような感じの作品。シンガーのジェス・ヴィシアスがパートナーAdam Schubertの死を乗り越える過程で数年にわたって書き上げたこのアルバムは、最も複雑な愛と最も持続的な喪失の記録としている。Sky Blue Sky時代のWilcoや、TomberlinやHelena Delandの痛ましいほどの脆さと同様に、ヴィシアスのソングライティングは感情豊かで意図的にも思わせる。シカゴの音楽シーンの長年のメンバーであるヴィシアスは、このアルバムをDehdのジェイソン・バラと共にプロデュースし、シンプルなアレンジメントが複雑な真実を解き明かしながら、時代を超えた感覚を持ち得ている。
01.Ambulance
02.August
03.Promises
04.Take That Back
05.Time Walk
06.So Wrong
07.Sure
08.Not Even You
09.Blind
10.Dreaming
11.Thaw
12.Little Flower
13.Stardust
14.Voice Memo