1999年にリリースされた、Sans Culottes のアルバム「Another Ten True Summers 」は、正しくEmoの過渡期を迎えつつあった中でリリースされた、オブスキュア的なエモバンドの1つだったかもしれない。当時のThe Get Up Kidsなどに代表されるような疾走感のあるメロディアスな曲やアルペジオから始まるミドルテンポの曲は、Christie Front Driveや初期のSunday's Bestのように軽やかなメロディーと美声のボーカルがマッチしている。当時は、バンドの情報も少なくアルバム自体、普遍的な90年後期から00年初めのエモバンドの一括りとして埋もれてしまった感じもあるが、今でこそ、このアルバムを聴くと何か新鮮さと安心感が思えてくる。
このアルバムをリリース後に、バンド名を「The Operation」と改名する。後にバンドのメンバーは、mewithoutYou、The Juliana TheoryやZAOに加入して新たなアプローチとサウンドで成功を収めることになった。
01.Someday
02.I'll Think Of It Tomorrow
03.This Is Our Last Song (About Girls)
04.0 And 12
05.Someone In New Castle Loves Us
06.Cornelius Paved The Way For Others
07.52 Card Pickup
08.Dream A Little
09.Only Now Do I Realize
10.Language Lessons/Cut Short
11.A Recap Of The First Ten Summers
https://burnttoastvinyl.bandcamp.com/album/another-ten-true-summers